作品背景|メグレ警部、それ、現代でもアルアルですよ!

作品背景

なにかというと、『死んだガレ』に出てくる、一場面でのメグレの感想です。

この物語は、とにかく暑い中での操作が舞台になってます。
話にも出てきますが、気温は34〜5度だそうです。
100年前のフランスでも、そんな気候があったのですね。海沿いではない内陸部になれば、夏場は結構気温が上がったのかもしれません。

メグレの事件の捜査は、建設中の新興住宅地の死んだガレの家まで歩くところから始まります。。
まだ、木陰のある歩道は整備されていないので、大通りの真ん中を歩かなければならないという過酷な状況・・・・
シムノンは、その場面の空気を「銅色」と表現しています💦。

我々でも想像すると嫌になるような状況の中で、メグレは巨体を引っ張ってハンカチを首の後ろに当てて歩いています。

こんな季節に、遺体の確認に行くわけですが、現場はロワール川の川沿いの避暑地。ちょっとは涼しいかと思いきやそうでもなさそうで・・・

日差しは|斜めに|なっていたが、|水蒸気で|重くなった|空気は|相変わらず|息苦しかった。

しかし、避暑地ですから、遺体の確認の前には、こういう場所の前も通ったりする。羨ましい!

役場の|向かいでは、|カフェの|テラスで|人々が|食卓に|ついていた。||赤と|黄色の|縞模様の|日よけの|陰からは、|冷えた|ビールや|氷の|浮いた|香り|高い|食前酒や|パリから|届いた|新聞のような|雰囲気が|漂って|いた。

とにかく、仕事を終わらせて、ビールが飲めれば最高だろう!と誰もが楽しみしますよ!

もちろん、メグレもホテルに着けば、カフェのテラスでビールをと、楽しみにしています!

「一杯やりに|行こう」と|メグレは|言った。

しかし!
特にメグレは、食べ物に関してはうるさくて・・・・

さっき|夢のような|避難場所に|見えた|テラスの|雰囲気を|思い出していた。||ところが、|いざ|水滴の|ついた|グラスの|ビールを|前に|すると、|期待した|ほどの|満足感は|なかった。

これって、最初に見かけた時の夢のような羨ましかった場面のおかげで、期待値があまりにも高くなりすぎて、意外に満足できなかったりするやつですか?
気持ちわかります!あるあるです。