翻訳研究

翻訳研究

翻訳研究|ポワロ短編集の整理

アガサ=クリスティのポワロシリーズの短編集をくまなく整理したい場合は、アメリカ版や日本版とは収録内容が異なることが多いため、著者の意図を理解する上では、イギリス版の原作からアプローチした方がいいだろう。イギリス(英国)で出版されたオリジナル...
翻訳研究

翻訳研究|ヨーロッパの独特の表現?

アガサ・クリスティや、ジョルジュ・シムノンを翻訳していると、日本人には馴染みのない独特の表現が出てきます。「歯の間からつぶやく」「肩をすくめた」などです。これは一体どういう感情表現でしょうか?歯の間からつぶやくフランス語Les traits...
翻訳研究

翻訳研究|ノワール小説とは——フィリップ・マーロウ

ノワール小説とは1930〜50年代の|アメリカで|生まれた|犯罪小説の|ジャンルです。フランス語で|「黒」を|意味する|「noir」が|語源で、|暗く、|退廃的な|雰囲気が|特徴です。主な|特徴舞台:都市の|裏社会、|夜の|街、|雨、|薄暗...
翻訳研究

翻訳研究|フィロ・ヴァンス?ファイロ・ヴァンス?——ベンスン殺人事件

どちらも「Philo Vance」の日本語表記として使われてきましたが、整理してみました。🔹 原語Philo Vance(ファーストネームPhiloは、ギリシャ語由来で「愛する者」という意味。ラテン語の "Philos" に近い発音です)🔹...
翻訳研究

翻訳研究|カーリーはスーパーマン!?

使用人「カーリー」の肩書きカーリーの紹介文に「仕え人(servant )」「執事(butler)」「従僕(valet)」「家令(major-domo)」「料理番(cook)」という聞いたこともない肩書きがゾロゾロ並んでいる・・・スーパーマン...
翻訳研究

ジョーンズ警部は ジャップ警部タイプではありません!?

赤毛連盟の翻訳には、chatGPTのお世話になっているが、ここに登場するスコットランド・ヤードのジョーンズ警部のセリフを、もっと「ジョーンズらしく」と指示すると、モナミはやたら堅苦しく翻訳を返してくる。私は、アガサ・クリスティのポワロシリー...
翻訳研究

赤毛連盟|裂け目から現れる「白い手」

——市販の文庫本と独自翻訳の比較から——文庫本訳(引用)『・・・やがて音もなく裂け目が広がって、手が1本現れた。白い、まるで女のような手だったが、それが光の放射する狭いエリアの中心であたりをまさぐった』この訳は非常に淡々としています。ワトス...
点訳研究

点訳研究|翻訳テクニック

ハイブリッドラボでは翻訳と点訳を並行した同時作業として翻訳しています。市販の文庫本は、翻訳者も点字にすることまで意識して翻訳してないと考えるのは自然だと多います。しかし、翻訳と点訳を同時にやると、ちょっとした翻訳の工夫で、点字にした場合の読...
翻訳研究

翻訳研究|七ポンド半の意味 ——ボヘミアの醜聞

『ボヘミアの醜聞』の冒頭、ホームズが久しぶりにワトスンと再会する場面で、こんな台詞があります。“Wedlock suits you,” he remarked. “I think, Watson, that you have put on ...
翻訳研究

翻訳研究|ホームズの大物依頼人への態度

ホームズの態度とその口調シャーロック=ホームズは、どんな相手にも一歩も引かない探偵です。『ボヘミアの醜聞』では、貴族を名乗る依頼人を前にしても臆することなく、冷徹な態度を崩しません。この姿勢を日本語にどう表すかは、ホームズ像を大きく左右する...