テールヌヴァの溜まり場
原文のタイトルは
Au rendez-vous des Terre-Neuvas、
発音通りのカタカナ表記すると
「オ・ランデヴー・デ・テール=ヌヴァ」
各単語の意味と発音:
- Au [オ] — 〜へ/〜で
- rendez-vous [ランデヴー] — 待ち合わせ場所、集合場所
- des [デ] — 〜の(複数)
- Terre-Neuvas [テール=ヌヴァ] — ニューファンドランド漁師たち
意訳すると:
「ニューファンドランド漁師たちの集合場所」
あるいは「テール=ヌヴァ漁師の集まる店」といったニュアンスです。
出版される翻訳本も、この意訳されたタイトルがついています。
フランス語の”terre-neuve”、これは|英語の “Newfoundland” とまったく同じ意味です。
- New = Neuve(新しい)
- found = 発見された
- land = Terre(土地)
フランス語では|カナダ東岸の|この島を Terre-Neuve(テール=ヌヴ)と呼びます。
Terre-Neuvas は|そこへ漁に行く漁師たちのことを指す俗称で「テール=ヌヴ漁師」という意味になります。
フェカン(Fécamp)は、ノルマンディーの港町で何世紀にもわたってニューファンドランド沖のタラ漁で栄えた街です。
だからこそ、この店名『テールヌヴァの溜まり場』が、その土地の文化を色濃く反映しています。
物語は、この店の目の前の埠頭で、3ヶ月の航海を終えたトロール漁船の船長の殺害事件が発生します。
そして、この船長は、殺される前に遺言書を書いていたことがわかります。
状況証拠から、自殺でないことは明白。
では、なぜ、船長は殺されたのか?
3ヶ月の航海中での船長の不思議な行動、いったい航海中に何があったのか?
これらの状況からメグレが徐々に真相に近づいていきます。