【基本】気息記号とアクセント

練習問題2−1
  1. σοφίᾱ:ソアー(知恵)
  2. φωνή:ポーネー(声)
  3. ψῡχή:プシューケー(魂)
  4. ὀρχήστρᾱ:オルケーストラー(舞台)
  5. ἄγγελος:ンゲロス(使者)
  6. ἅρμονίᾱ:ハルモアー(調和)
  7. αὐτός:アウス(自身)
  8. οἶκος:イコス(家)
  9. οἷος:イオス(…のような)

1.発音:伸ばさない短母音と、伸ばす長母音がある

① 単母音:アルファベット一文字

短母音:α(ア)、ε(エ)、ι(イ)、ο(オ)、υ(ユ)

長母音:ᾱ1(アー)、η(エー)、ῑ(イー)、ω(オー)、ῡ(ユー)

② 二重母音:最後に「ι」「υ」ががつく11種類2

短母音(6種類):αι(アイ)、ει(エイ)、οι(オイ)、υι3(ユイ)、αυ(アウ)、ευ(エウ)

長母音(5種類):ᾱι・ᾳ4(アーイ)、ηι・ῃ(エーイ)、ωι・ῳ(オーイ)、ηυ(エーウ)、ου5(ウー)

2.アクセント
① 鋭アクセント「´」

 他より音程を高く発音する。

② 重アクセント「`」

 語末アクセントがある単語で、その後に他の言葉が続く場合に、アクセントをつけずに平坦に発音する。

③ 曲アクセント「῀」

 単母音の長母音二重母音だけに付く。前半の音程を高く発音する。

3.アクセントのカタカナ表記

(1) アクセントの位置を太字にする。

(2)曲アクセントは太字にしてチルダ「˜」をつける

教科書では曲アクセントは、「二重下線」で示してあるが、Macで下線のつけ方がわからないので。

(3)単母音「ᾱ」にアクセントが付く場合はマクロン記号と鋭アクセント記号が混在(ᾱ́)して、曲アクセントの気息記号(ἆ)と紛らわしいので、ά[ᾱ]と表記する(教科書通り)。

(4)二重母音の短母音6種

鋭アクセント:αί(イ)、εί(イ)、οί(オイ)、αύ(ウ)、εύ(ウ)、

曲アクセント:αῖ(ア˜イ)、εῖ(エ˜イ)、οῖ(オ˜イ)、αῦ(˜ウ)、εῦ(˜ウ)、

(5)二重母音の長母音5種

鋭アクセント:ᾱί6アーイ)、ηί(エー)、ωί(オー)、ηύ(エー)、ού(ウー

曲アクセント:ᾱῖ(ア˜ーイ)、ηῖ(エ˜ーイ)、ωῖ(オ˜ーイ)、ᾱῦ(ア˜ーウ)、ηῦ(エ˜ーウ)、

古典ギリシャ語では二重母音そのものが短母音扱いされることが多く、長母音(マクロン記号付き)+アクセントのパターンは特殊な状況でしか見られない


人名
  1. Σωκράτης:ソークテース
  2. Πλάτων:プトーン
  3. Ἀριστοτέλης:アリストレース
  4. Ὅμηρος:メーロス
  5. Ἡρακλῆς:ヘラクレ〜
  6. Οἰδίπους:オイディプース(ギリシャ神話の王)
  7. Ἀπόλλων:アポッローン
  8. Ἑρμῆς:ヘルメ〜
  1. 長母音のマクロン記号の入力 ↩︎
  2. 「ι」が7種、「υ」が4種。ラテン語の二重母音は6種のみ、ae、au、oe、eu、ui、ei。(αι、οι、υιは、ae、oe、ui、に変化、οιと長母音(5種)は消滅して11種から6種となった。)
    ↩︎
  3. 二重母音の前の「υ」は短母音と同じく「」、後の「υ」は「ウ」と発音する。 ↩︎
  4. これらは、 下イオータを使って 「ᾳ」、「ῃ」、「ῳ」とも表す・ ↩︎
  5. 「オウ」ではなく「ウー」と発音する。 ↩︎
  6. 二重母音の長母音「ᾱι」は短母音として扱われるので、通常、アクセントはつかない。 ↩︎