サッカー、スーパースター達の記録

社会

今回は、サッカー選手の話。ワールドカップも個人的には社会のネタ

アルゼンチンのメッシがアルジェリア戦でハットトリックを決めて、得点数で『メッシがクローゼ』に並んだ、という話を聞きました。普段あまりサッカーを見ないので、なんのこと?と思って改めて調べてみました。

なるほど、ワールドカップでの歴代記録数だそうです。早速、AI使ってまとめてみた。

ワールドカップ歴代最多ゴール数

現時点(2026/6/19)では、ミロスラフ・クローゼとリオネル・メッシが16得点で並んで歴代1位です。メッシは2026年大会でクローゼの記録に並んだと報じられています。(Reuters)

順位選手W杯通算得点
1ミロスラフ・クローゼドイツ16
1リオネル・メッシアルゼンチン16
3ロナウドブラジル15
4ゲルト・ミュラー西ドイツ14
4キリアン・エムバペフランス14
6ジュスト・フォンテーヌフランス13
7ペレブラジル12
8サンドール・コチシュハンガリー11
8ユルゲン・クリンスマンドイツ11
10ハリー・ケインイングランド10
10ガブリエル・バティストゥータアルゼンチン10
10テオフィロ・クビジャスペルー10

ペレかと思ってましたが(古い💦)、全然違いました。12得点で歴代7位前後です。
ペレが特別なのは得点数よりも、W杯優勝3回という実績で印象に残っていたのでしょう(1958年、1962年、1970年)。

得点ランキングだけなら、クローゼ、メッシ、ロナウド、ゲルト・ミュラー、エムバペのほうが断然上でした💦

現役選手比較

現役選手での比較。

順位選手W杯通算得点
1リオネル・メッシアルゼンチン16
2キリアン・エムバペフランス14
3ハリー・ケインイングランド10
4クリスティアーノ・ロナウドポルトガル8
5ネイマールブラジル8
5ルイス・スアレスウルグアイ8
7トーマス・ミュラー(注)ドイツ10

(注)トーマス・ミュラーはW杯通算10得点ですが、2026年大会に出ていません。

結局、現役とはいえ年齢いってる選手が多いのは当たり前。ということで、現役選手の年齢も比較したいところ。

2026年6月19日時点の満年齢

メッシはもう40歳近いはず、次の大会はもういないでしょう(いや、わからん!?)。

とすると・・・、フランスのエムペバ27歳! 次の大会で(いや、今大会で?)おそらく抜いてくる! 

選手W杯通算得点年齢
リオネル・メッシアルゼンチン1638歳
キリアン・エムバペフランス1427歳
トーマス・ミュラードイツ1036歳
ハリー・ケインイングランド1032歳
クリスティアーノ・ロナウドポルトガル841歳
ネイマールブラジル834歳
スアレスウルグアイ839歳

しかし、27歳で14点って、ワールドカップに何回出てるんでしょう?気になります。
32歳、ハリーケインも侮れません。今回もクロアチア戦で2億点をあげてイングランドではリネカー(懐かしい!)の10得点に並んだそうです。

追記)
トーマス・ミュラーは2024年のEURO後にドイツ代表から引退し、2026年大会も外れており、今後記録を伸ばす可能性はなさそうです
ネイマールは、2026年W杯メンバーには選ばれていますが、ふくらはぎの負傷で、2023年10月のウルグアイ戦で左膝を大けがして以来、代表では約3年プレーしていません。第1節モロッコ戦にも出場しておらず復帰を慎重に見ている状況とのこと。今大会中の実戦での出場は微妙になってます。
スアレスは、2024年9月、37歳の時点で代表引退を表明し、ウルグアイの2026年W杯メンバーから外れています。ウルグアイは現在はバルベルデ中心のチームになっています。

エムバペの異常性!

大会出場試合得点
2018年ロシア大会7試合4得点
2022年カタール大会7試合8得点
2026年大会1試合2得点
合計15試合14得点

2026年6月19日時点のデータです。W杯に3大会出場15試合出場です。
現時点では、2026年初戦のセネガル戦で2得点し、通算14得点になっています。

つまり、15試合で14得点!ほぼ毎試合得点してるペースって異常じゃないですか!?しかも、『W杯本戦に限る』というトップレベルの試合の中で!!

代表チーム通算得点

ところで、誰でも知ってる?あのポルトガルのクリスティアーノ・ロナウドが、メッシの半分!? 意外と少なくないか?
そこで、W杯本大会だけでなく、代表チームとして出場した試合まで含めて比較してみた。

代表チーム全体の公式戦、つまり親善試合・予選・大陸選手権・W杯本大会などを含めた代表通算得点です。

順位選手代表通算得点
1クリスティアーノ・ロナウドポルトガル143
2リオネル・メッシアルゼンチン117前後
3アリ・ダエイイラン108
4スニル・チェトリインド95
5ロメル・ルカクベルギー90
6ロベルト・レヴァンドフスキポーランド89前後

おお!代表通算得点ではロナウドが断然1位でした!

やはり、二つのデータには特徴があるんだろうね。ロナウドがついつい目立って見えるのは仕方ないかも。

W杯通算得点→ 4年に1度の本大会だけ。試合数が少ない。強豪相手が多い。
代表通算得点→ 予選、大陸選手権、親善試合も含む。試合数が多い。相手の強さに幅がある。

ところで、表の中で、ダエイやチェトリの代表通算得点は、記録としてはもちろんすごいです。長く代表で出続けて、実際に多く得点した実績は尊敬に値します。
ただ、『スーパースター』として、ロナウド、メッシ、ルカク、レヴァンドフスキなど欧州の選手と単純比較はできないでしょう。
つまり、イランやインドの場合、アジア予選、南アジア大会、親善試合などで、かなり力の差がある相手と戦う機会が多くなるからです。相手が弱い=自然と得点数は多くなってきますよね。

W杯本大会通算の方が世界標準レベルの相手と戦っているので、『スーパースター』として見る指標には適切かもしれません。

とはいえ、ロナウドはやっぱりすごかった!

最後に

まとめてみて、ふと思ったのですが、昔の話で恐縮だけど、特に印象の強かった「マラドーナ」が歴代記録で見当たらない!他にも・・・ジダンは?ベッケンバウアーは?バッジオは?・・・これまでに印象に残ったスーパースターがいっぱいいたはず。

おそらく、サッカーのスーパースターって、ゴール数だけで測れるものではないんじゃないか?
つまり、代表通算得点ランキングは「偉大な選手ランキング」ではないということ。
なんとか測るとすれば、アシスト記録やボールキープ時間、パス受け、パス出し数などなど合計して・・・ですが、それらは数字に残してもそれが直接、偉大な選手記録のデータとして使えるとは思えません。

結局のところ、偉大な選手、スーパースターってのは、実際に試合を通してみて

『見た人の記憶に残る場面を何度も作った選手』

というのが相応しく思います。だけど、数字として測る指標がないのは明らかです。

思い出すのは、チョコレートのCMにも出てたイングランドのベッカム。代表通算得点は、なんとたったの17点!フリーキックとか、的確なクロスボールとかで『記憶に残るキックのスーパースター』だったんでしょう。

W杯得点ランキングや代表通算得点ランキングは「記録の表」であって、スーパースターの表ではないってことでした。

日本のプロ野球で言えば、『記録ではなく記憶に残る選手』と言われた「ミスタージャイアンツ」長嶋茂雄。ホームラン記録ではもちろん王貞治、安打数は張本勲やイチローなんでしょうけど。


ワールドカップ2026第1節、メッシがクローゼに並んだことにあたって