法(mood)としての条件法
- 接続法=従属節の動詞が変化する法
- 条件法=主節の動詞が変化する法
条件法とは「主節の動詞そのものが条件法という“法(mood)”に変化した形」である。
接続法は従属節の動詞の活用法だが、条件法は“主節の動詞”が活用される。
※ ただし、例外として『時制』における条件法がある(下段参照)
Je voudrais un café.
(コーヒーをいただきたいのですが)
主節の動詞:voudrais(条件法)
従属節:なし
ここでは 主節の動詞が条件法に変化しているだけ。
従属節に影響はない。
Si j’avais le temps, je viendrais.
(もし私に時間があれば、私は来るのに)
主節:je viendrais「私は来るのに」(条件法)
従属節:j’avais(半過去)「もし私に時間があれば」←これは条件法ではない
接続法との違い
接続法は、話し手の|主観的な|見方(意志、感情、欲求、否定、疑念など)である非現実の内容そのもの動詞の形です。
従って、その内容は従属節なので、従属節の動詞に現れます。
Je veux que tu viennes.
(来てほしい)
主節:veux(直説法)
従属節の動詞:viennes(接続法)
「接続」という意味 〜 主節の後に繋がって、接続しているから
接続という言葉は、主節(メインの文)に|従属して、主節の動詞に|接続して、使われることが|多いからです。
従って、主節の接続詞の後にも、接続法が使われます。
- bien que(~にもかかわらず)
- pour que(~のために)
- avant que(~の前に)
時制(tense)としての条件法とは
法(mood)としての条件法
主節に現れる
(推量・仮定)非現実の仮定を表現する法(上記参照)
Je viendrais si j’avais le temps.
(もし時間があれば来るのに)
(婉曲)丁寧に話す時
Je voudrais vous parler.
(お話ししたいのですが⇨主節)
時制(tense)としての条件法
時制の一致(concordance des temps)
フランス語では|主節の|時制によって|従属節の|時制が|変わります。
主節が過去のとき、 従属節の“未来”は条件法現在になリマス
→ 報告の視点が “過去” にあるとき “過去の未来”として従属節を『条件法』で表す
Il a dit qu’il viendrait.
(来ると言った → viendrait=条件法現在=過去から見た未来)
『a dit』 は “複合過去”で、 従属節の時制(viendrait)を接続法ではなく『条件法』へ変換させる。
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条件法と接続法との同時使用
Je voudrais que tu viennes.
(あなたに来ていただきたいのですが)
主節:voudrais(条件法)
従属節:viennes(接続法)
役割分担:まったく別の役割でその意味を与えられる。
- 条件法(主節)=話し手の態度を柔らかくする(婉曲)
- 接続法(従属節)=内容を非事実扱いにする(来るかどうかわからない)

