作品背景|メグレ班のメンバー

リュカ主任刑事

リュカって、メグレ班のメンバーの中でもちょっと格上だったことに気づきました。
『プロヴィダンス号の馬曳き』に出てくるリュカのセリフです。

Je les ai quittées à deux heures du matin en chargeant l’inspecteur Dufour de les surveiller discrètement.

「午前|二時に|彼女たちと|別れ、|<デュフール_警部補>に、|密かに|監視を|続けるよう|命じました」

リュカが、警部補に指示しているんですね!
つまり、リュカは、警部補より一つ格上の「主任刑事」または「主任警部補」という階級のようなんです。
そこで、メグレ班の主要メンバーの階級をあらためて整理してみました。


🕵️‍♂️ メグレ班の主要メンバー一覧

名前階級(役職)性格・特徴主な担当・役割メグレとの関係
ルカ (Lucas)Inspecteur principal(主任刑事)精密・実直・少し無骨。メグレに最も長く仕える。年齢もやや上。現場の統率、部下の指揮、聴取報告。警部庁との連絡。メグレの右腕。信頼厚く、無言でも意思が通じる。しばしばメグレの留守中に指揮を代行。
ジャンヴィエ (Janvier)Inspecteur(警部補)聡明で観察力が鋭い。冷静沈着、家庭的。尾行・聞き込み・分析的捜査。メグレの精神的後継者的存在。彼の落ち着いた態度をメグレは高く評価。
ラポワント (Lapointe)Jeune inspecteur(若手刑事)若く情熱的、時に衝動的。メグレに憧れ、父のように慕う。若さと行動力を活かした外回り、追跡。メグレにとっては息子のような存在。彼の成長を温かく見守る。
トランブル (Torrence)Inspecteur(警部補)豪快で少し楽天的。冗談好きだが、頼れる現場肌。張り込み、実務全般。チームのムードメーカー。メグレの古くからの仲間。長年の信頼関係。

リュカは「Inspecteur principal」っていうんですね!

世界中の「インスペクター」という呼称を聞いてると、アメリカだと相当格上になりますが、ヨーロッパだと、現場で主に活躍する刑事、日本で言えば「警部補」「巡査部長」クラスなんです。

ジャップは「主任警部」と呼ばれていて「警部補」(インスペクター)ではないという設定になってます。

じゃあ、リュカも「主任警部」(チーフ・インスペクター)でいいじゃないか!と思うのですが、メグレを「警視」ではなく「警部」と呼ばせて、現場で活躍させるためには、リュカは「主任刑事」に」甘んじてしまったのでしょうか!?

そもそも、日本でもイギリスでも「警視」という階級の警察官が、現場に出てくることはまずありませんから!

🧩 位置関係のイメージ

メグレ(Commissaire)
│
├── ルカ(主任刑事)――班のまとめ役
│      ├── ジャンヴィエ(知的・冷静)
│      ├── ラポワント(若手・情熱)
│      └── トランブル(経験豊富・陽気)
│
└── デュフール、モローなど(補助的な刑事)

💬 メグレ「警部」ということで・・・

これまで、メグレは一般的な「警部」より格上の階級なので、「警視」として翻訳してましたが、リュカが「主任刑事」で警部補の上の「警部」なければ、メグレの肩書き世間で言われるように「警部」でもいいのではないかと思います。

日本で言えば、警視クラスが現場で捜査することなんてまずあり得ないでしょう。
ここは、みんな馴染んでいる「メグレ警部」で今後統一していきたいと思っております。

だけど、メグレ|警部 > リュカ|主任警部補(主任刑事) > デュフール|警部補・・・・