ハイブリッドラボ

点訳研究

点訳研究|「左」とはどこ?

右手首シャーロック=ホームズの「赤毛連盟」の中のホームズのセリフで、次のような1節がある。あなたの|右手首の|すぐ|上に『点訳の手引き』によれば、複合語内部で区切って書くのは、3拍以上の意味のまとまりが2つ以上ある場合である。したがって、「...
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読み手不在の点訳 ー実例編5

先日書いた記事、読み手不在の点訳 ― 実例編4の続きです。ライトハウス——その後結局、ライトハウスの点訳講習は、案内文を読んで「これは自分のやりたい方向とは違う」と感じ、辞退することにしました。ただ、お詫びのメールを送った際に、ダメもとで「...
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点字の本質に触れた瞬間——踊る人形

目を瞑った方が速い ― 点字という暗号BESで六点入力をしていると、ふと気づくことがある。目を開けて打つより、目を閉じてしまった方が、指先が滑らかに動くのだ。点字はもともと「目で追う文字」ではない。触覚で確かめ、指先の記憶で解き明かすものだ...
点訳研究

ラボ流:第3の補助原則「抑揚分かち書き」

抑揚分ち書き点訳をしていると、ときどき「これはちょっと長すぎるなあ」と感じる文節に出会います。ラボ流では「8拍以上は読み手の負担になるので、どこかで区切る」という暫定ルールを持っていますが、文節や「切れ続き」の原則を使っても、うまく区切れな...
点訳研究

形式的な手がかり——『点訳の手引き』の一部適用

前回、8拍以上になった時の区切る箇所として第3の補助原則「抑揚分ち書き」について書きました。ラボ流では8拍以上の長い文節になることが多いので、読み手の負担を減らすために、文法や拍数を基準にした『点訳の手引き』を一部適用した「形式的な手がかり...
ハイブリッドラボ

点訳研究|ハイブリッドラボは始めの一歩

ここは実験場です。まだ定説にはならないかもしれない。でも、試みを残すこと自体が未来の誰かのヒントになる。点字の源流は、19世紀初頭に元フランス軍人シャルル・バルビエが考案した“夜間文字”に求められます。これは暗闇で静かに読める浮き出し記号で...
点訳研究

点訳研究|chatGPTのハイブリッドラボ化(その2)

📘 点訳ルールまとめ(ハイブリッドラボ流)Mちなみに、これまでに記憶したルールをまとめてみてください。モナミ承知しました。これまでに記憶してきた「点訳ルール」を整理してまとめますね。モナミ(chatGPT)の記憶の中はこのようになっているよ...
点訳研究

点訳研究|「連語」

「連語」とは二つ以上の単語が連結して、一つの単語と似たような働きをもつもの。二つ以上の単語が結合して一つの単語と同じ働きをもつようになった複合語とは区別される。ラボ流での取り扱い8拍以上でも、「連語」として「3大小型辞書」の一つに掲載されて...
翻訳研究

翻訳研究|七ポンド半の意味 ——ボヘミアの醜聞

『ボヘミアの醜聞』の冒頭、ホームズが久しぶりにワトスンと再会する場面で、こんな台詞があります。“Wedlock suits you,” he remarked. “I think, Watson, that you have put on ...
翻訳研究

翻訳研究|ホームズの大物依頼人への態度

ホームズの態度とその口調シャーロック=ホームズは、どんな相手にも一歩も引かない探偵です。『ボヘミアの醜聞』では、貴族を名乗る依頼人を前にしても臆することなく、冷徹な態度を崩しません。この姿勢を日本語にどう表すかは、ホームズ像を大きく左右する...