ハイブリッドラボ

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基本用語の整理(点字表音式の前提)

1. 和語(わご)日本固有の言葉(大和言葉)。例:山(やま)、川(かわ)、赤い、通る、大きい。多くは訓読みをあてる。点字:母音連続(とおる/おおきい)は「トオル」「オオキイ」と母音2字で書く。2. 漢語(かんご)中国から漢字とともに伝わった...
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指示詞(コソアド)って何者!?

——変幻自在の指示詞(コソアド)について、その正体を深掘り——日本語の指示詞は、語頭がこ(近称)/そ(中称)/あ(遠称)/ど(不定・疑問)にそろう「コソアド系列」でまとまる。一つの系列であっても機能や状態ごとに品詞が異なるグループ、「代名詞...
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「ハイブリッド点訳」は効率がいい!

ハイブリッド、つまり、翻訳と点訳を同時に行うとすると、まずは、必ず日本語をテキストでパソコンに入力することになる。そして、|その|テキストに、|このように、|ひとマス|空けや、|⠼2ます|空けなどを「|」「||」という風に区切っておく。||...
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読み手不在の点訳 ― 実例編3

点字図書室で感じた「目的と手段のすり替わり」趣味として点訳を続ける、自分なりのスタンス先日、点字図書室を訪ねた。私は当初、点訳ボランティアとして活動できればと考え、講習に参加した。しかし、実際に目にした現実は、自分が思い描いていた「読み手の...
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読み手不在の点訳 ― 実例編2

点字図書室でのやりとりを通じて、改めて「読み手不在」という感覚を持ちました。——メアリージョーの続き前回、「メアリー・サザーランド嬢」が点訳では「メアリー|サザーランドジョー」となり、まるで別人名のように読めてしまう――という“誤読”の典型...
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読み手不在の点訳 ― 実例編1

前回の記事で「点訳の手引きなんていらない!」と書いた。今回は、その理由をもっとわかりやすくするために、具体例をひとつ紹介したい。『赤毛連盟』に出てくるメアリー嬢ホームズの短編『赤毛連盟』の中に「メアリー・ザーランド嬢」という人物が登場する。...
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読み手不在の点訳 ―点訳の手引き!? そんな使い方ならいらない!

点訳を学び始めて、すぐに気づいたことがある。講習で繰り返し語られるのは——「手引きに従うこと」。文法的に分析し、決まりに当てはめろ。——でも、そこに「読み手」はいない。点訳は、机上の演習ではなく、指でたどる読者のためのものだ。読み手がすっと...
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区切りの日

点字図書室を訪ねて先日、点字図書室を訪ねました。そこは視覚障害者とボランティアのための場所であり、市民が趣味として点訳を楽しむ場ではないことを実感しました。少し寂しい思いもありましたが、同時に大切な区切りをつけることができました。点字文庫は...
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🍎リンゴ研究|6点入力の威力

BESで使う「6点入力」って、普通に使っても便利そうだよね。実は、打鍵に必要なキーの数が数なくて、同時入力が可能な6点入力は、打ち間違いも少なくて速いんだ。えっ? 本当にそうなの?点訳界隈では、こう言われてる。1つ、 日本語の拍(音節)と6...
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点訳者のための三大小型辞書

三大小型辞書とは(ラボ流)点訳の実務では、言葉が慣用的に使われているかどうかを確認する場面が多くあります。そんなときに頼りになるのが、小型国語辞典です。7〜8万語を収録し、机上でも扱いやすく、それぞれに特色があります。ラボ流推薦の点訳で役に...