🇫🇷フランス語|動詞の現在分詞と形容詞

動詞の現在分詞と形容詞の区別

フランス語では現在分詞と形容詞が 同じ形(-ant) になる。
よって、形ではなく 文法的役割 で区別します。

現在分詞と形容詞の判定基準

◎ 現在分詞(participe présent)

  • 動作を表す
  • 修飾対象と能動関係がある(〜しているもの)
  • 不変化(性数変化しない)
  • 多くの場合 “副詞的” に働く

例:
Une femme chantant dans la rue.
(通りで歌っている女)

◎ 形容詞(adjectif en -ant)

  • 動作ではなく「資質」を描く
  • 性質・状態を表す
  • 名詞を性数一致で修飾できる
  • 文の補語にもなる

例:
une femme charmante
魅力的な女性)

歴史的背景

フランス語では、多くの現在分詞が -ant の形容詞へ転化 しました。

例:

  • fatigant(疲れさせる → 疲れさせるような)
  • intéressant(興味深い)
  • touchant(心打つ)
  • charmant(魅力的な)
  • vibrant (「震える」→「生き生きした」)