言葉と文法

フランス語

🇫🇷フランス語|形容詞の位置、前か後か

いちばん安全な“短い公式”次の3点だけで、普通の文章はすべて読める。原則:形容詞は名詞の後ろに置く原則は“後置”例外:前に置くと決まっている伝統的な超頻出グループ伝統的に前に置かれる“例外軍団”を暗記する特殊:位置で意味が変わる“二面性”の...
研究ノート

言葉と文法|形式名詞と属性——「そのこと」「その父」「その子」を比べる

はじめに前回の記事では、形式名詞「こと・もの」をプログラミングのクラス/インスタンス/オブジェクト/メソッドに例えることで理解を深めました。続編では「そのこと」「その父」「その子」を取り上げ、形式名詞/関係名詞/普通名詞の違いをプログラミン...
研究ノート

言葉と文法|形式名詞を「クラス」として理解する

形式名詞日本語の「形式名詞(こと・もの・ところ・わけ…)」は、意味が希薄で学習者にはつかみにくい存在です。これをプログラミングの基本概念──「クラス」「インスタンス」「オブジェクト」「メソッド」に例えると、理解がすっきりします。プログラミン...
研究ノート

言葉と文法|「Xバー理論」について

Xバー理論(X-bar theory) は、チョムスキーの理論体系「生成文法」の中で、1970年代に発展した 統語構造の普遍的な型を説明する理論 です。この理論によって、異なる言語を「同じ構造の変形(word order)」として説明できる...
研究ノート

言葉と文法|生成文法

文の構造については、学校で習った「学校文法」よりも、現代言語学の「生成文法」の仕組みでシステム的に覚えるとわかりやすくなリます(特に理系)。「形容動詞」に違和感があって、「イ形容詞」「ナ形容詞」で覚える方がわかりやすのと同じでしょう。文(節...
研究ノート

言葉と文法|文の構造——言語学的整理

言語学的な「単文」・「重文」・「複文」についてのまとめ学校文法と現代言語学学校文法では、「述語の数」を基準に「単文・重文・複文」に分けます。現代言語学(統語論・生成文法など)では、「節(clause)」を基本単位として、節の階層関係や構造で...
研究ノート

言語と文法|文の構造——「句」と「節」

「句」と「節」「句」と「節」の違いは、述語を含むかどうかである節(せつ)定義述語(動詞・形容詞・助動詞など)を含む文の単位。例「雨が降る」「彼が来たら」「本を読むとき」特徴:文の中で「主語+述語」という構造を持つ。独立して一つの文になること...
点訳研究

点訳研究|「連語」

「連語」とは二つ以上の単語が連結して、一つの単語と似たような働きをもつもの。二つ以上の単語が結合して一つの単語と同じ働きをもつようになった複合語とは区別される。ラボ流での取り扱い8拍以上でも、「連語」として「3大小型辞書」の一つに掲載されて...
研究ノート

翻訳研究|「rôle」 サーカムフレックスとは?——ベンスン殺人事件

サーカムフレックスヴァンダインの原文には、しばしば「rôle」のようなアルファベットの上に記号が現れます。これは、サーカムフレックス記号(^)と言われるものです。現代英語では「role」が一般的ですが、なぜサーカムフレックスがついているので...
研究ノート

翻訳研究|フィロ・ヴァンス?ファイロ・ヴァンス?——ベンスン殺人事件

どちらも「Philo Vance」の日本語表記として使われてきましたが、整理してみました。🔹 原語Philo Vance(ファーストネームPhiloは、ギリシャ語由来で「愛する者」という意味。ラテン語の "Philos" に近い発音です)🔹...