ここは自信を持って書けない駄文、言葉の研究員〜Mの「日々の覚書」「心の叫び」を置く場所です
ハイブリッドラボ 点訳研究|「痛そうだ」「イルカのように」
座っていたそうだ『ベンスン殺人事件』を翻訳・点訳していると、こんな文章が出てきました。服を着たまま、リビングのお気に入りの椅子に、座っていたそうだ。」点訳する場合、「座っていたそうだ」を、どう処理するか問題となります。『点訳の手引き』準拠『...
ハイブリッドラボ 点訳研究|ハイブリッドラボは始めの一歩
ここは実験場です。まだ定説にはならないかもしれない。でも、試みを残すこと自体が未来の誰かのヒントになる。点字の源流は、19世紀初頭に元フランス軍人シャルル・バルビエが考案した“夜間文字”に求められます。これは暗闇で静かに読める浮き出し記号で...
ハイブリッドラボ 🍎リンゴ研究|もし Apple が「強いネコ科」にこだわらなかったら…
🐆 ネコ科一味の終焉かつて Apple の OS 名は、チーターやジャガー、ライオンといった“強そうな大型ネコ科”にこだわっていた。しかしMountain Lion(10.8)を最後に、そのシリーズは終わりを告げる。そして macOS は「...
ハイブリッドラボ 🍎リンゴ研究|BES専用機には「MacBook 無印」
きっかけこれまで、BES入力は安い Windows ノートを使っていた。しかし、Macのキータッチに慣れている私には、どうもしっくりこない。MacBookのキータッチに似ているWindowsといえば、「Microsoft Surface L...
ハイブリッドラボ 点字の本質に触れた瞬間——踊る人形
目を瞑った方が速い ― 点字という暗号BESで六点入力をしていると、ふと気づくことがある。目を開けて打つより、目を閉じてしまった方が、指先が滑らかに動くのだ。点字はもともと「目で追う文字」ではない。触覚で確かめ、指先の記憶で解き明かすものだ...
ハイブリッドラボ 読み手不在の点訳 ー実例編5
先日書いた記事、読み手不在の点訳 ― 実例編4の続きです。ライトハウス——その後結局、ライトハウスの点訳講習は、案内文を読んで「これは自分のやりたい方向とは違う」と感じ、辞退することにしました。ただ、お詫びのメールを送った際に、ダメもとで「...
ハイブリッドラボ 点訳手引きの「ぶつ切り」とラボ流の自然な感覚
点訳の手引きには、「楽しみに|して|いる」といった具合に、品詞ごとに細かく区切るような指示が見られます。公式の理由は「意味の明確化」「誤読防止」。確かに文法的に見れば、「して」は動詞「する」の連用形、「いる」は補助動詞。どちらも「動詞」であ...
ハイブリッドラボ 覚え書き|Xserverのアクセスログとセキュリティ対策
初めて公開したXserverのアクセス解析を見て驚いた。「1日で4,500アクセス」という数字。自分しか触っていないはずなのに、なぜこんなに多いのか?「もしかして、早速スパム攻撃を受けているのでは…」と慌てた。しかし、膨大な量のアクセスログ...
ハイブリッドラボ 読み手不在の点訳 ― 実例編4
「ライトハウスの案内文」をきっかけに、ラボ流との違いを浮かび上がらせる― 日本ライトハウス案内文を読んで先日、某ライトハウスから「点訳ボランティア講習」の案内文が届きました。そこには、点字の歴史や「辞書で調べて正しく仮名に置き換える忍耐力」...
ハイブリッドラボ 「ハイブリッド点訳」は効率がいい!
ハイブリッド、つまり、翻訳と点訳を同時に行うとすると、まずは、必ず日本語をテキストでパソコンに入力することになる。そして、|その|テキストに、|このように、|ひとマス|空けや、|⠼2ます|空けなどを「|」「||」という風に区切っておく。||...