
BESで使う「6点入力」って、普通に使っても便利そうだよね。

実は、打鍵に必要なキーの数が数なくて、同時入力が可能な6点入力は、打ち間違いも少なくて速いんだ。

えっ? 本当にそうなの?

点訳界隈では、こう言われてる。
1つ、 日本語の拍(音節)と6点入力の対応が分かりやすい
2つ、 打鍵数が少ない(ローマ字入力は「か」で k+a と2打必要、6点入力は一度で済む)
3つ、 指のリズムで覚えているので、漢字変換前の仮名入力がとても速い

なるほど、日本語のローマ字かな入力だと特に差が出るわけだ。

元々、欧米由来の英文のタイプライターの配列だから、日本語入力向きの配列にはなってないからね。

僕は、よく使うキーなのに、同じ打ち間違いをすることが多いな

そう、例えば、ローマ字かな入力で、打ち間違いが多いのは、左手の小指で打つ「A」「S 」「Z」。
日本語では使用頻度が高いにも関わらず、両手の指の中で、一番コントロールが効きにくい「左手小指」を使うからだ

あと、「Ctrl」+のコピペでよく使う「V」と「B」、「句点」と「読点」なんかもそうなんだ。よく使うわりに、同じ方の手で、近いところのキーを使い分けしないといけないからなあ。

よく使うから、キーの位置が近いところに集中していると考えられるけどね。

少なくとも、右手か左手に分けて設定して欲しかったよ。句点は右手、読点は左手で打ちやすようにとかさ。

右手と左手といえば、私は、6点入力のキーはカスタマイズして、左手で①②④、右手は③⑤⑥に設定してある。点字ピンの時に左手は母音、右手は子音と切り分けて覚えたからだ。

普通はデフォルトで、左手は左の列①②③、右手は右の列④⑤⑥と覚えて、さらに、点字の並び自体を覚えてしまえば、機械的に高速で入力できるよね

私の場合、「ブライユや石川倉次は、どうしてこういう配列にしただろう?」と言う疑問から始まったから、この配列の方がとっつきやすかっただけさ。
入力スピードはいずれ変わらなくなるはずだ。

ポワロは、やたらメソッドや手順とか理屈にこだわるよなあ・・・・

理系的発想の人間は、点字のようなシステム的なものは、覚えるよりも先にまず「どうして?」と言う疑問から入る。
その理屈が分かれば、逆に覚えやすいし忘れることもないからね。

うん? ポワロは理系だったのか?

💦ローマ字かな入力の話に戻そう。
右手と左手といえば、拗音で使う「Y」は、どちらの手でも人差し指で遠いところにあったりする。
さらに拗音は、6点入力では、打鍵は2回だけど、ローマ字かな入力では3回も必要になるんだ。

6点入力は、キーを6点まで同時に打鍵できるところが強みなんだろうね。この際、ローマ字かな入力とはおさらばして、日本語入力のソフトウェアは全部「6点入力」にできればいいね。

残念ながら、今のところBESのような点訳アプリ以外では、6点入力に対応しているソフトウェアがないんだ。

そうなのかい? もっと点字入力が広がってくれれば、6点入力辞書とかアドオンできるソフトウェアが開発されるかもしれないのにね