点訳研究|補助動詞の「力点」

「いるのです」

私は|改革派|教会に|属しています

この|ビーチェ|だけが、|毎日|泳いで|いるのです。

補助動詞「いる」は、原則続け書きする。

ただし、「いるのです」は、もはや単なる補助動詞『いる』ではなくなる

区切らない「いる」

  • 〜しています
  • 〜しているところです
  • 単なる進行・習慣・描写

👉 「いる」は音声的にも意味的にも弱い。


区切る「いる」

  • 〜して|いるのです
  • 〜して|いるのだった
  • 〜して|いるということです

👉 「いる」以降が、説明・判断・結論部になっている。


判断基準

❌「同じ『いる』かどうか」ではない
⭕「文のどこに力点(重要度)が来ているか

  • 力点が「いるのです」に移る → 区切る
    説明・判断・押し出しが始まった時点で、区切りは文法的にも、読みの上でも、十分に正当です。
  • 力点が前項の「して」にある → 続ける

この判断基準は、その他の補助動詞にも適用すべきである。