🐆 ネコ科一味の終焉
かつて Apple の OS 名は、チーターやジャガー、ライオンといった “強そうな大型ネコ科” にこだわっていた。
しかし Mountain Lion(10.8) を最後に、そのシリーズは終わりを告げる。
そして macOS は「カリフォルニア一味」へと舵を切ることになる。
けれども、もしその「強さ縛り」を外していたら――?
世界はまったく違う「猫まみれのApple」を見ていたかもしれない。
🐈 幻の「かわいい猫一味」
- macOS Mike(三毛猫)
世界中の家庭で愛される猫。発表会では「ニャー!」の大合唱が響いたかもしれない。 - macOS Iriomote(イリオモテヤマネコ)
日本発の天然記念物。限定200台しか対応しない幻のOS、と噂されたに違いない。 - macOS Persian(ペルシャ猫)
ふわっふわの高級猫。スリープ復帰が遅くても、その気品で許される。 - macOS Siamese(シャム猫)
青い瞳と声。デュアルディスプレイ機能に異様に強かった…かもしれない。 - macOS Tabby(トラネコ)
ごく普通、でも親しみやすい。安定性抜群の「家庭用OS」として人気爆発。

🐾 「強さ」ではなく「親しみ」路線
もし Apple が「かわいい猫一味」で続けていたなら…
ブランドはもっと 家庭的・ポップ な方向へ進んでいたかもしれない。
- 壁紙は縁側で昼寝する猫。
- 通知音は「にゃ〜ん」。
- Finder アイコンが肉球になる「肉球アップデート」。
- WWDC のお土産は「猫耳ヘッドバンド」。
ユーザーにとって OS アップデートは「恐る恐る実行するもの」ではなく、
「かわいいイベント」として楽しみにされていただろう。
🐆 現実との分岐点
実際の Apple は「強さ」と「洗練」にこだわった。
ネコ科一味は Mountain Lion で幕を閉じ、次に登場したのは カリフォルニア一味。
山や海や砂漠といった大自然の名前で、ブランドの威厳を守る道を選んだ。
しかし、もし「親しみ」に舵を切っていたら――
Apple の歴史はまったく違う姿になっていたに違いない。
📝 結び
「強そうなネコ科でなくても、まだまだネコ科は続けられた」
そう考えると少し惜しい気がする。
もし実現していたら、僕たちの Mac は今ごろ macOS Mike や macOS Iriomote で動いていたかもしれないのだから。


