3層フレーム と 3段階基準 も整理


📑 ラボ流の2つの基盤ルール

🔹 3層フレーム(文を3つの層でとらえる)

  1. 拍数の層
     → 文節を 5〜7拍ごとに区切るリズムの基本。
  2. 意味の層
     → 文節内部で「意味の独立性」を考慮し、必要なら切れ続き。
  3. 語彙・文法の層
     → 辞書に立っている複合語・補助動詞・形式名詞など、品詞や語彙性で判断。

👉 「まずリズム(拍数)、次に意味、最後に文法」で3層的にチェックする枠組み。


🔹 3段階基準(具体的な判断の手順)

  1. 第1段階:拍数基準
     - 7拍以内 → 続け書き可
     - 8拍以上 → 区切る
  2. 第2段階:意味の切れ目
     - 拍数内でも意味的に分けた方が読みやすければ切れ続き。
     - 特に複合動詞・複合名詞で境界が強い場合。
  3. 第3段階:語彙・品詞の特例
     - 補助動詞・形式名詞 → 拍数に従い柔軟に(7拍以内は続け可)。
     - 漢字4文字以上の複合語、長いカタカナ複合語 → 拍数に関わらず原則切れ続き。
     - 漢字3文字語 → 原則は7拍基準。

📌 まとめると:

  • 3層フレーム = 考えるための視点の枠組み。
  • 3段階基準 = 実際に分かち書きを判断する手順。