「ハイブリッド点訳」は効率がいい!

ハイブリッド、つまり、翻訳と点訳を同時に行うとすると、まずは、必ず日本語をテキストでパソコンに入力することになる。
そして、|その|テキストに、|このように、|ひとマス|空けや、|⠼2ます|空けなどを「|」「||」という風に区切っておく。||すると、|⠰. .BESに|入力|する|ときに、|非常に|早く|効率が|いい!(たとえば、ポワロとヘイスティングスのこんな会話

入力しながら、ここは「区切るのか?」など、考えなくて、「|」の記号を見ながら、6点のブラインドタッチ(実際は小指も入れて8点)で入力できるのだ。
ちなみに、マスあけは、右手小指の位置、「;」(セミコロン)に設定してある。その他、左手の小指には、左カーソル移動や、中央の「H」「G」にも、backspace、やdereteを設定しておけば、ほとんど手の移動もなく、デジタル画面を見ながら、あとは機械的に打っていくだけだ。
(追記)右手の「I」や「、」にも、「上カーソル」「下カーソル」を設定すると、上下移動も早くなった(10点入力)。

点訳ボランティアの皆さんはおそらく、紙の図書をコピーなりして、手分けして点訳を行うことになるだろうが、そのとき、分かち書き、切れ続きは、いつ、どのように判断しているだろうか?

紙に鉛筆などで、「/」などの印を入れてからBES入力しているのだろうか? 
おそらく、長いキャリアを持つ先輩方だ。そんな幼稚なことはおそらくしないで、「私は全てわかっている」のだろうから、綺麗な紙を見ながら6点入力していると思う、
しかし初心者は、打ちながら分かち書きやどの記号を使うかなどを考えるていると、極めて効率は悪いし、校正の回数も増えることであろう。
とても気になるところだ。
僕なら、なんとかデジタルデータで提供してくれと要望を出すだろう。
PDFからOCRアプリでテキスト化して、前もって、分かち記号「|」を入れることができれば、大変効率がよく助かるからだ。
デジタルだから消しゴムなど使わなくていいので、適宜、考えながら気楽に書き込み・修正ができる。

そして不思議なもので、これまでローマ字かな入力ではできなかった「ブラインドタッチ」が、6点入力ならばできるのである。
デュアルディスプレイにして、隣の画面に写したマス空け記号の入った原稿から目を離さずに。

図書館のボランティアは参加しなかったが、今度、10月から民間のライトハウスで再度ボランティア講習に参加する予定だ。
実際の現場を「おそるおそる」だが、体験してみたいと思う。